鉛筆や木炭を使って、対象物のありのままの姿を忠実に写し取ることを“デッサン(素描)”といいます。
デッサンは、アーティストやクリエイターなどの基礎技術とされる「描写力」や「観察力」を養う、最も基本的な描画力を向上する為の練習方法です。描く対象が人間の場合は、モデルそのものが持つ形と陰影に注目するために、ヌードデッサンが行われます。
デッサンは時間をかけてじっくりと対象を描いていきますが、クロッキーは短時間で大まかな線や陰影を捉えて描きます。
一般の人物クロッキーは、モデルさんが1〜2分で次々にポーズ変えるのを素早く描きます。アニメーターやイラストレーター等の就職用ポートフォリオ(作品集)では、必ずこのクロッキー作品が必要です。
目指す職業やレベルにもよりますが、結論からいうと「デッサンは不可欠なもの」です。
本屋さんに行けば、いろいろな教本やテキストがありますが、独学ではなかなかオリジナル性(クセ)が強くでてしまい、何が正しいのか悪いのか、分からなくなる場合もあります。
週1回でも、月1回でもプロからアドバイスをもらったり、客観的な意見を聞けば、みるみるうちにデッサンは上達します。
「中野デッサン教室」では、楽しんで描くことがコンセプトなので、上手に描けるかを気にする必要はありません。
デッサンの技術が上がっていくと、自然に描く楽しさも増してきます。今まで、絵を描いたことのない方にとっては、上手く描くことは大変のように思えますが、手順を追いながら時間をかけて練習すれば、絵は誰でも上達するものです。
もちろん、誰にでもできます。「中野デッサン教室」のヌードデッサン会は、楽しいお絵描きの教室と考えてください。
先ずは、上手に描くことではなく楽しんで描くことが目的です。また、試験で点数をつける訳ではありませんので、他人から見て上手いかどうかではなく、自分で良く描けたかどうか、楽しんで描けたかどうかに重点を置いています。ぜひお気軽にご参加ください。
洋服を着ている人物を描くときには、人体構造(骨格や筋肉のつき方など)を理解していないと、なかなかプロポーションが決まりません。人体構造を把握するためには、ヌードデッサンがとても役立ちます。アニメーターやマンガ家、イラストレーター等を目指しているのであれば、ぜひ一度ヌードデッサンにチャレンジしてみましょう。
「中野デッサン教室」の教室は、静かで落ち着いた心地のいい現場です。モデルさんがヌードになるのは、教室の雰囲気と描く側の意識を変える効果があるので、真剣な気持ちでデッサンに集中できる空間といえます。
ヌードデッサンを通して人体を観察すると、人体の造形美と機能美に驚くことでしょう。ヌードは決していやらしいものでなく、ヌードが本来持つ美しさに触れることができます。また、集中してデッサンを行なうことで、ちょっとストレスを解消させたいという気持ちから参加する人もいます。
ヌードを描いてみたい、異性の裸を見たいという動機でご参加されても、問題はありません。そういった素朴な興味に起因されヌードデッサンに参加することは自然な事です。
女性ヌードは「曲線美」、男性ヌードは「筋肉美」といわれます。デッサンを進めていくと、ヌードには自然芸術的な美しさがあるという事を発見できます。
「中野デッサン教室」のヌードデッサン会は、「20分間モデルがポーズをとって、10分間休憩」を1コマとして行っています。
モデルさんが同じポーズで、20分間動かずにいるのは意外に重労働なお仕事です。「中野デッサン教室」では、モデルさんの体に過度の負担をかけないように進めています。
「中野デッサン教室」のヌードデッサンのモデルさんは、俳優・タレント、舞台芸術に関わっている舞踏家や役者さん、武術家の人達がいます。モデルさんは、同じポーズを一定時間保つため、精神力や体力が必要とされるので、自己の身体的な表現能力に秀でている人が多いようです。
誰でも、初めて人前でヌードになるのは緊張するようですが、一度やってみると自信がつき、プロとしても続けられるようです。裸になるのは、慣れてしまえば何でもないことのようです。
個性的なポーズだったり、動きのあるポーズは描く側の意欲を刺激しますが、無理なポーズをとってモデルさんが体を痛めてしまっては元も子もありません。「中野デッサン教室」では、基本的にモデルさんの体に負担のかからないポーズで、かつ初心者の方にも描きやすいポーズをお願いしています。
ヌードデッサン会では、空調等で寒暖の差がないよう会場の気温を調整しています。モデルさんの体調を最優先しているため、参加者の方が暑かったり寒かったりする場合もありますので、ご参加の方は体温の調節ができるような服装でお越しください。
絵は座って描くものと思いがちですが、イーゼルを使い立って描くと視点が上がり、モデルさんの別な美しさが発見できたり、集中力が増したりと、新鮮な気分でデッサンが描けるような場合もあります。先ずはご自身でいろいろと試してください。
もちろん構いません。全身を描かなければいけないという決まりはありません。またモデルさんの上半身、胴体、腕や足などの部分的なデッサンに集中しても大丈夫です。ただ初心者の方は、先ずは正面の顔を描き→次にバストサイズ→最後に全身という流れが描きやすいでしょう。何れにせよ最初は自己流で構いませんから、どんどん手を動かしましょう。
「中野デッサン教室」には、決まりや制限はありませんので自由な画風で描いてください。道具は鉛筆以外に木炭や墨、パステル、マーカーなどで描く方もいらっしゃいます。粘土でフィギュアの造型練習をしても構いませんよ。
ヌードデッサンのポーズには、基本的に、立ち、寝、座り、腰かけ、膝立ち、かがみポーズのような種類があります。この他にも様々ありますが、限られた時間の内でモデルさんが姿勢を保ち続けることのできるポーズは上記の範疇になります。
事前に、講師やスタッフに「こんなポーズが描きたいのですが…」とご希望を講師に伝えてください。モデルさんの体に過度の負担がかからないポーズであれば注文に応じてくれます。
「中野デッサン教室」での、マナーの大前提はモデルさんや他の参加者に迷惑をかけないということです。もちろん、デッサンの最中にモデルさんに触れたり、話かけることはできません。またデッサンをしなかったり、大声を出したり、私語は厳禁です。もちろん、携帯電話の使用や写真撮影等は絶対できません。マナーを守れない方は会場から退室して頂き、以後の参加をお断りします。
教室では、予め座席が決められていますが描きたい角度や位置があれば、座席を移動させる事は可能です。移動したい場所の近くに他の参加者さんがいましたら、視界を遮っていないか、描く時の腕があたらないかなどを確認し、了解を得てから移動しましょう。
描く側の気持ちは、モデルさんにも伝わります。「一生懸命に描いてみよう、描きたい!」という思いは、モデルさんにも必ず伝わります。それによってモデルさんは更に美しいポーズをとってくれる筈です。ヌードデッサンはモデルさんと描く側の共同作業です。
ヌードデッサンを描く時に最も注意すべきマナーは、モデルさんのポーズ中に教室の扉を開けないことです。ポーズ中の退席、またはポーズ中に教室に入ることはできませんので、トイレなどは、10分の休憩中にモデルさんの着衣を確認してから行きましょう。勿論、ポーズ中にカーテンを開けたり窓を開けるのもNGです。具合が悪くなった場合には講師かスタッフに申し出てください。
中野デッサン教室は東京中野区にあるデッサン教室です。デッサンの基礎からヌードデッサン会まで、初心者からデッサンを学べます。
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